トミーフラナガン – Overseas

ジャズのゴールデンエイジと言われた時代には才能のあるプロデューサーとたくさんのレコード会社が創立されました。

ブルーノート、リヴァーサイドと並ぶジャズの名門レーベルにプレスティッジがあります。
マイルス・デイビス、ソニー・ローリンズ、ジョン・コルトレーンもプレスティッジに所属してました。(時期により契約しているレーベルが違ったりしますが)
今日はプレスティッジの名盤Overseasについて書きたいと思います。


伝説と言われている1957年のヨーロッパツアーはダールグレン氏の御膳だてで実現されました。
ダールグレン氏は当時スウェーデンからニューヨークに派遣され、有力なジャズグループをスウェーデンに送り込むプロジェクトに力を尽くしていた方です。
このヨーロッパツアーは6月から7月中旬までの1ヶ月半を予定していたのですが、ヨーロッパであまりにも人気があったため、7月末まで延長し、7回も公演を増やしたそうです。その7回の公演を終え、ストックホルムでこのOverseasが録音されました。
当時J・J・ジョンソンとボビー・ジャスパーはレーベルと契約をしていたので、ヨーロッパのレーベルに録音することは出来ず、契約をしていなかった、トミー・フラナガン、エルビン・ジョーンズ、ウィルバー・リトルで録音することになりました。
当時有名なアーティストというよりは影の脇役的な存在のトミー・フラナガンがリーダーとなり録音され、Overseasが名盤として定着しました。
録音が8月15日となっていることからヨーロッパには2ヶ月以上いたことがわかります。
スウェーデンのMetronomeというレーベルから3枚のEPが発売され、それをプレスティッジが3枚分をまとめLPとして発売しました。そして7134という番号がつけられました。プレスティッジのオーナーボブ・ワインストックが引退するまでに録音された7000番代は名盤ばかりなので私のようなジャズ初心者にはまず7000番台をおすすめします。
Metronomeから発売された3枚のEPがこちらです。



このジャケット、よく見るとアルファベットのCの文字が多数並べられていて、海のSEAとCがかけられています。
Overseas=Over “c”というなんともジャズらしいジャケットになっていてお気に入りの1枚です。

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